覚書き

フラットコーテッドレトリーバー♂ ルークとラウル

覚書き

先週末、八ヶ岳へ行ってきました。
楽しい旅行になるはずだったのに。
こんなことになるなんて。
(ルークは無事です。ご安心ください。)

文章が長くなります。画像もありません。
興味の或る方はお付き合いください。

「胃捻転」の話。


和歌山から車で、休憩も入れて7時間くらいかかったでしょうか。
八ヶ岳に到着後、アウトレットで買い物して、3時前にはホテルにチェックイン。
こちらの広いドッグランで、思いきり遊ばせました。

コテージタイプのお部屋なので気兼ねなくのんびり。
キッチンがついているので犬ごはんも作れます。
「気兼ねなく」とはいえ、ルークには初めての場所で大興奮。
「お家でないと寝れないよぅ~、帰りたいよぅ~」なルークはかなりのストレスだっただろう。

「ほら、これ食べて、お腹一杯になったら寝なさい。旅行なので特別にご馳走だよ!

これが大きな間違いだった。
後になって思い知ることになるなんて。

ルークの夕食を先にやり、さて、人間はゆっくり晩ご飯。
「コテージにケータリング」コースにしたので、しゃぶしゃぶ鍋の材料をテーブルに並べ・・・

今思えば、その間、ルークは少し離れて横になったり、丸くなったりしていた。
いつもならテーブル下に陣取って、おこぼれを狙ってくるのに。

呼んだら側にきて伏せる。でもおこぼれを狙っている様子ではない。
目で何かを訴えている様子。そわそわした態度。

これが家なら、「なんだろう?」と思ったかもしれない。
でも旅行先ではルークは常にそわそわしている。「お家に帰りたいよぅ~」と訴えてるんだろうと思い込んでしまった。
思い込んで、無視してしまった。

その内、諦めたように部屋の隅へ行き、また丸くなり・・・
「あー、諦めた。寝た、寝た。」とか言っていると突然、吐こうとする姿勢。

咄嗟に「部屋を汚してはいけない!」と思った私は、紙を持って前へ差し出す。家ではよくやること。そしてあっさり吐く・・・

と思ったら、カーッ、カーッ、と吐く姿勢は見せるものの、出ない。
今食べたばかりだから、普段ならそのまんま未消化であっさり出るのに。

おかしい!?これってもしかして、噂に聞く「胃捻転」というものではないだろうか!?
まさか、まさか、ルークに限って・・・という、飼い主としての変な思い上がり。
でも頑張っても頑張っても吐けないルークは、体が震えだした。表情も険しい。今でも思い出すと怖くなる、ルークのあんな不安そうな表情。

時計を見ると7時過ぎたくらいだったか。
病院へ行くならぎりぎり見てくれる時間だ。
これを過ぎていたら「様子を見る?」と言ってしまったかもしれない。
とりあえずフロントへ電話して、近くの病院を紹介してもらう。

ルークは歩いて車まで行けたので、大したことないのかなとも思った。
でも車中でみるみるぐったりしてくるのが分かる。病院までの道のりが長い。
見知らぬ土地だし。真っ暗な中で目印も見えず、道を間違えたのかと焦る。

到着した時にはルークの脇腹がぱんぱんに張っていた。
触診してレントゲンを撮った先生は一言

「胃捻転です。すぐに手術です。」

処置室に運ばれて行くルークの姿が、麻酔が効くまでのルークの鼻を鳴らす声が、今でも頭にこびりついて離れません。
状況によって、生存確率が大きく左右されるという胃捻転の手術。

その後はただ、待合室で祈ることしかできなくて。
その間に色んなことが頭を巡りましたが、そんなことをここで書いても仕方ないので割愛。
8時頃手術開始で終わったのは10時頃。
手術は成功したが、予断を許さない状況ということでそのまま入院となり、ルークを預けてホテルに戻りました。

「容態が急変したら電話します。」と言われていたので一睡も出来ず。
胃捻転は日常生活でも起こり得る病気だけど、たとえそうなっても和歌山のかかりつけの病院で手術、入院となれば、何かあっても家へ連れて帰って最後を迎えさせてやれる。
ルークの大好きな家で。
でもこんな遠い土地で、見ず知らずの病院で、飼い主が側にいてやれない状況で、最後になるなんて・・・
あの時の自分の気持ちを思い出しただけで今でもゾッとする。
どんな状態でも、和歌山へ連れて帰ってやりたかった。

幸い、夜中に電話がなかったので、朝まで待って病院へ。
もう1日入院させて様子をみたいとのことでしたが、和歌山のかかりつけの病院へ連絡を取って、引継ぎをしてくれるとの話を聞いて、ようやく帰省許可が出る。

ケージへ入れて安静に。
寝てない筈のご主人、気力で高速をぶっ飛ばして和歌山へ。かかりつけ病院へ直行。

幸い、和歌山での入院はなく、注射と点滴措置後、帰省許可が出てやっと帰宅。

今は術後4日目となり、回復してきています。
長文にお付き合い下さり、ありがとうございました。
病気の原因や術後の経過、療法についても書きたいのですが、長くなりすぎたのでまた後日。

「胃捻転」についての詳しい内容についてはこちらのサイトをご参考にされて下さい。
分かりやすく書かれています。
http://www11.plala.or.jp/watavets/dog-sick11.html

コメント

本当に、本当に、無事に帰ってこられて良かった。
メールをもらった時には頭が真っ白になってしまいましたe-263後は日にち薬なので、ますみんさんもご主人も体調崩さないようにして下さいね。
それから、同じ大型犬飼いなので話を聞けて凄く勉強になりました。

  • 2010/10/05(火) 12:08:53 |
  • URL |
  • うっちゃんはは
  • [ 編集 ]

詳しい経緯は本日ニキのははさんよりお聞きしました。
大変だったでしょうけど、ルーク君の命が助かってよかったですね
きっと神様が味方してくださったのだと思います。

コーギーも胸幅が広く胃捻転の懸念のある犬種なので勉強になったことがありました。
今日もニキのははさんと「初心に戻って、手作り食はフードプロセッサーを使いましょう!」という話をいたしました。

ルーク君が一日も早く回復できますように、願ってます。

確かに旅先でのことはますみんさんにも落ち度があったかもしれませんが自宅にいても体調でなることもあるかと思います。

そして辛いでしょうがこうして日記に書いていただけると、今後他の飼い主さんたちの勉強と教訓になります。

どうか御自分を責めないで、教訓として心に留め置いてください。

私もバーディが死にかけて夜中に大阪の夜間救急に飛び込んだときは、頭が真っ白でした。
自宅にいても起こるときはおきます。

  • 2010/10/05(火) 14:16:10 |
  • URL |
  • バーディまま
  • [ 編集 ]

 本当に不幸中の幸いでしたよ。
何か一つ歯車がずれていただけで、今ここにルークはいなかったのだから…
こういう言い方をしてはますみんさんや、ルークに申し訳ないが、こういう話は赤裸々に書いて頂けると周りのものにはとてもためになりますし、自分への戒め、今一度自分を見つめなおす良い機会になります。
単に医学書で知っていること、全く接点のない方ブログで拝見しても
「うん、そうだね注意しよう」と思うだけで、なかなか自分の中には落としこめていないものです(自分では理解したつもりなんだけど、あくまでも「つもり」)
実際のお友達、しかもリアルに普段接している方から聞き、実際その姿を見せてもらってこそ心底理解できることです。
だから、今日バーディままやベルままにもお話させてもらいました。
お二人とも真剣に聞いてくださいました。
↑で、バーディままも書いてますが、「初心を忘れないようしよう」と思いました。
ますみん家にとっては悪夢のような日々だったでしょうが、こうして思い出したくもないことを公開してくれたことは心から感謝いたします。

ル~~~ク、そろそろ、「遊びたい」「退~屈~~」になって来たかい?
でも、もう少し我慢ね。

  • 2010/10/05(火) 17:04:33 |
  • URL |
  • ニキのはは
  • [ 編集 ]

>うっちゃんははさん
昨日はありがとうございました。
皆さんとよく「フラットやアイリッシュは胃捻転多いよね」とおしゃべりしていたことが、今回幸いしたと思っています。
知識がなかったら絶対助からないところだった・・・
これからも、ヒト、イヌ共に、よろしくお付き合いください~。

  • 2010/10/05(火) 21:33:09 |
  • URL |
  • ますみん
  • [ 編集 ]

>バーディままさん
ありがとうございます。
今回はとんでもない旅行になってしまいました。
前回の高山が楽しかったので、今回は行く前から浮かれてしまっていたのです。
本当に反省です。
そして反省してこの記事を書けていることに感謝ですね。
バーディくんも夜間診療経験あるのですね。
あの時の不安、恐怖感って、忘れられませんよね。

ニキのははさんともお話したのですが、状況の変化や食べ物との関係って繊細です。
後日その辺もまとめて記事にしますね。

  • 2010/10/05(火) 21:47:29 |
  • URL |
  • ますみん
  • [ 編集 ]

>ニキのははさん
昨日はありがとうございました。
こうして記事にしていて思い出すだけでゾッとします。
が、今までに他の人のブログで漠然と読んでいたこと、皆さんとのおしゃべりの内容、そういうものでの知識があったからこそ、早い判断ができたのだと思っています。
同じように、この記事が他の方の参考になるなら、わんこが助かるなら、と思って書きました。

そして何よりも、ルークが助かったからこそ、こうやって書けているのだとも思うし。

食事に関しては、本当に「初心忘れるべからず」ですね。またその辺も後日UPします。

ルークは只今3時間おきの食事の為、食う→寝る→食う→寝るの繰り返しで、傍らでパソコンやっていられます。
早く回復して欲しいけれど、抜糸までは大人しくしていて欲しいなあ~。

  • 2010/10/05(火) 22:02:58 |
  • URL |
  • ますみん
  • [ 編集 ]

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